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コンピュータ書道の世界
MACで書道
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 書道で必要なパソコン技術を学ぶ!  

 書道の世界も機械化が進み、ただ「書ければいい」という時代は終わっています。「インターネット」が全世界的に普及している現状ではパソコンを導入し、「営業ツール」とすることは若い人には必須となっています。海外に作品を送り出そうと思っている人は「英語」も必須です。もちろん、年配の方でそんな営業をしなくても十分やっていけるという方は別です。

 実は私は書道を教えるのと同時に、パソコンも教えています。現在、国の制度として雇用保険を使った「求職者技能訓練」というものがあります。「再就職」するための技能を習得させるための制度です。私は、この訓練の講師でもあります。そこで、ワードやエクセル(時にはVBA)、パワーポイント、アクセス、ホームページ・ビルダーなどのアプリケーションプログラムを教えています。時期によって基礎、または実践のコースを担当しています。そういう事情で、個人的にコンピュータを教えることも可能なわけです。

 さて、話は変わりますが、1人の高齢者の方がいます。仮にTさんとしておきましょう。Tさんは今年で84歳になる僧侶です。まさしく、超高齢者です。この方が「一太郎」というワープロを使って「説教集」を打っているのです。もちろん、パソコンなど全く存在しない時代を生き抜かれてきた方なので、打つ手もたどたどしいのですが、ちゃんと文字を調べ、ふりがなも振り、段組みの文書を印刷しています。Tさんはこれが生きがいになっていると言います。自分で作成した説教集を門徒に分かりやすく説教し、時には印刷物を配布しています。なかなかできないことです。(*故人となられました)。

 この例からわかるように、パソコンを使うのに「歳」は関係ないのです。要は「やる気」です。筆やペンを習得しようと思った時と同じように「やる気(必要なんだから身につけるぞ)」を出せばいいのです。パソコンと筆では全く違うよと思うかもしれませんが、80歳を超えてもそれを使いこなそうとする人がいるのです。負けられませんね。しかも、私たちの場合も「仕事に直結する」のですから、真剣に取り組めるはずです。

 これからインターネットで新規に顧客を開拓し、スピーディに仕事をこなしていくためには以下のようなパソコン技術及び補完作業が必要です。ご自分でも十分習得は可能です。ただし、自前のコンピュータをご用意ください。周辺機器も必要です。スキャナーやプリンター、デジカメなどです。あと、高額のアプリケーションソフト(MicroSoft Officeなど)が必要ですが、これはフリーソフトでも間に合います。

 ①タッチメソッド(日本文を10分間で400字程度入力)
 ②ワープロ文書で縦書き、横書きの文書を扱う
 ③楷書、行書、草書、隷書の4種類フォントをインストール
 ④特定部文字の大きさの変更、配置変更
 ⑤注文品のデジタル写真撮影、スキャナーの取り込み
 ⑥画像のトリミング、縮小、カラーバランスの調整
 ⑦文字の角度回転、配置変更
 ⑧PDF作成、編集
 ⑧メールソフトを扱う(受注・連絡用)
 ⑨ビジネス文書が書ける(メール文書、ビジネス文書、見積書、請求書)
 ⑩課題の作成(教室運営者の場合は冊子や案内状作成も含む)
 ⑪料金表の作成(資格、取り扱い品目、価格等)
 ⑫下書き用紙の設定(罫線)
 ⑬翻訳ソフト(海外用)
 ⑭ホームページまたはブログ(営業許可のプロバイダーのもの)

 いろいろな項目を並べましたが、すぐにそれが出来なければならないというわけではありません。ぼちぼちと始めればいいのです。まずは、ブログを開設してそこで試してみてはどうでしょうか?

 これから発売されるWindowsマシンは全てWindows10になります。Vistaや7、8.1しか使えないという人は要注意です。7も2020年までしか有効期限がありません。8.1も2023年まで。残念なことに10に慣れるしか方法が残されていません。

 
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<MACで書道はできるか?1>


 アップル社のコンピュータは「Mac:マック」といいます。パソコンはみんな同じだろうと高をくくっていると大変な目に遭います。基本的な操作は一緒といえば一緒なのですが、キーの役割とか、漢字変換の仕方とか、ドックといわれるボックスの使い方とか、あるいはファイルの形式などが異なっています。

 いろいろ相違点があるのですが、周りに先人の「マック使い」が多数、あるいは少数でもいれば問題ありませんが、「ウィンドウズ使い」ばかりであれば、運用に苦労するかもしれません。

 アプリケーションと呼ばれるプログラムもウィンドウズのものを使えません。逆も真です。ですから、全部新しく購入しなければなりません。マックはOSと機械は一体でアップルストアーで販売しているので、ウィンドウズのようにメーカー違いの廉価な機械を購入するということができません。10万円以上の出費は必須です。一方、ウィンドウズならば、4万ぐらいからありますし、光回線と同時に申し込めば、ほんとにタダ同然で購入できます。(サーフェイスというマイクロソフト社製品は別)。

 さらに、毛筆ソフトを呼ばれている年賀状や暑中見舞い、さらには賞状や式辞を書けるようなものが見当たらないのが現状です。もちろん、MACでもオフィス2011(現在は2016)、Adobeフォトショップ、イラストレーターが使えますので、見本を作ることはできます。ただ、ソフト自体が高価な買い物ですのでそのためだけにさらに10万円近く散財するのも考えものです。

 Macは1年ごとにOS(現在ピューマ)をマイナーチェンジするようになりました。ですから、しばらくすると、また新しいOSが出て、使い方が変わるわけです。これはユーザーからすれば大変困った事態です。 

 さらに輪をかけて困ったことに、Windowsもこの例にならって、Windows10のバージョンからは名前を変えずに中身を変えると言っています。年に2回程度、こんなに頻繁にパソコンのOSが変わるようになったら、一体誰に聞けば分かるのでしょうか?誰だって1年ごとにパソコンを買い替えませんよね。しばらくすると主流のOSが見たこともないものに変わってしまうかもしれません。ユーザー不在の販売合戦がいつまで続くのでしょうか?

※Windows10は現在4回目のマイナーチェンジを行っていますが、2018年4月にまた新しいマイナーチェンジーが行われるそうです。決算期の3月で売り切った後に更新するのは反則では?
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